<ウルトラミニ知識B>
円谷プロはその後、初代ウルトラマンの持つ神秘性をそぐとして「兄弟」「ファミリー」という呼称を1984年公開のウルトラマン物語を最後に全面的に排除し、替わりに「ウルトラヒーロー」「ウルトラ戦士」という呼称で統一を図った。「5兄弟」は「ウルトラ5大戦士」、「6兄弟」は「ウルトラ6大戦士」といった具合にである。やがて『ウルトラマンティガ』の大ヒット期を迎えるが、横の繋がりを持たないキャラクター人気の継続が困難となり、雑誌展開の公式ストーリー『バトルオブドリームNOA』、テレビドラマ『ウルトラマンマックス』で試験的に昭和作品世界を復活させる。但し、ティガと時期を同じくして製作された『ウルトラマンネオス』ではM78星雲・宇宙警備隊設定を採用しているものの、オリジナルビデオ作品だったため、定着しなかった。
ウルトラマンシリーズ40周年記念作品『ウルトラマンメビウス』ではウルトラマン80までのウルトラマン(父、母、ユリアンも)が第1話に登場し、新たな兄弟であるメビウスを全員で地球に送る(『ウルトラマンメビウス』においては、「ウルトラマン」や「ウルトラの父」などの呼称は全て地球人が勝手に名づけたレジストコードという設定である)。また、2006年9月16日公開の映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』ではウルトラマンタロウまでのウルトラ6兄弟が登場した。メビウスは当初、直接の面識がほとんどなかった初代ウルトラマンらを兄とは呼ばなかったが、途中から「兄さん」と呼ぶようになる。明言はされていないが、共に戦うことでメビウスもウルトラ兄弟の一員となったということらしい。また第30話では地球がウルトラ一族にとって特別な存在である事、第36話ではかつて地球を訪れたウルトラ戦士と地球人の少年が「兄弟」の約束を交わして以来、ウルトラ一族にとって「兄弟」が特別な意味を持つ言葉となっている事が語られている。





